お正月に飾っていた鏡餅を割って食べるのが鏡開きです。この鏡開きも縁起をかついだ正月行事の一つとされています。
お正月の鏡開きはいつやるの?
鏡開きの餅の割り方の決まりは?
鏡開きの餅の食べ方はどうする?
と言った疑問にお答えしていきます。
正月の鏡開きはいつ?
お正月の鏡開きは1月11日です。
関西では1月15日に行うところもあります。
休日や土日によって日にちが変わることがありますが、基本的には1月11日です。
鏡開きはお正月に飾った鏡餅を割って食べる行事です。
お正月の間は鏡餅に年神様が宿っていたと考えられています。松の内を過ぎて年神様がいなくなった鏡餅をいただくことによって力をいただくことができます。
感謝しながらいただいて無病息災を願いましょう。
鏡開きは松の内が過ぎてから行います。
松の内は関東は1月7日、関西は1月15日です。
松の内を過ぎたらお正月飾りや門松などの飾りを外して七草粥を食べます。
鏡開きに鏡餅を割り、それを食べることでお正月の行事も一段落という感じでしょうか。
そもそも鏡開きの起源とは江戸時代の武士の習慣から始まっていまう。
ウィキペディアより
もともとは1月20日に行われていたようですが、徳川家光が4月20日に亡くなっていて月命日になるため縁起が悪いと変更になったようです。
鏡開きを1月7日にやる地域もあるようです。
住んでいる地域に合わせて行えばいいのではないでしょうか。
鏡開きの餅の割り方は?
鏡開きの鏡餅はどうやって割ればいいのでしょうか?
鏡餅は刃物で切ってはいけないと言われています。
もともとが武士の行事から始まっているので、鏡餅を切ることは切腹を連想させて良くないということになったようです。
包丁で切ることができないので餅をどうやって細かくするかが問題です。
正式には「木槌でたたく」ようです。
べつに木槌じゃなくても切らなければいいのでどうにかして割りましょう。
力自慢の人は手で割ってもいいですが、叩きつけて割ったり金槌で割ったりする人もいるようですね。
あまり無理してもしょうがないのでできる範囲でいいと思います。
レンジで少しずつ温めて柔らかくしてちぎるというやり方もありますが、やけどには注意してくださいね。
真空パックの鏡餅は割りにくいので数日前にパックを剥がして乾燥させておくと割りやすいです。
真空パックの中に小さな餅がたくさん入っているものだとものすごく楽ですね。
餅つきをして作った鏡餅はどうしてもカビやすいので、カビさせない工夫をするかカビを多めに削っていただきましょう。
餅を焼酎などでアルコール消毒すると多少は違うようです。2日に一度はアルコールで拭いたほうがいいでしょう。
以前は餅のカビは食べても大丈夫と言われていましたが、カビには毒性がありますので食べないようにしましょう。
カビた部分は多めに削ったほうがいいのでここは刃物で削ってもしょうがないでしょうね。
表面のカビたところだけじゃなくて多めに2~3センチは削りとったほうが安全です。
鏡開きの餅の食べ方は?
鏡開きをした餅はどうやって食べる事が多いのでしょうか?
鏡餅は固くなってしまっていることが多いのでどうやって食べると美味しいんでしょうか。
鏡餅の食べ方で一番多いのは「おしるこ」「お雑煮」のようです。
油で揚げて「揚げ餅」にすると硬い餅でもおいしくいただけます。
私は子供の頃はよく揚げ餅を作ってもらって食べていました。
カビを除くと食べるところが少なくなるので縁起物として少量食べていた感じですね。
おしるこは小豆を自分で煮てもいいですが、缶詰や出来合いの小豆餡を使ってもおいしくできます。
甘味が好きな人なら大満足です、おやつに最適です。
お雑煮はお正月でも食べたでしょうが、野菜も肉も入っていて栄養バランスもいいですよね。
お雑煮じゃなくてもたとえばけんちん汁などに入れてもお鍋に入れても良さそうです。
硬い餅は水につけておくと多少は柔らかくなります。
水で柔らかくした餅を電子レンジでチンしても簡単に食べられます。
まとめ
正月に飾っていた年神様が宿っていたという縁起物の鏡餅、鏡開きはお正月行事の締めという感じですね。
縁起物なので量は少なくてもいただけるといいんじゃないかと思います。