ストレスが良くないのはなぜ?身体への影響は?良いストレスとは?

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ストレスは体に良くないと言われますが、どこがどんなふうに良くないんでしょうか?ストレスを感じている人は多いと思いますが、どんな影響を受けているんでしょうか?

ストレスが良くないと言われるのはなぜ?
ストレスの身体への影響はどのくらい?
良いストレスと悪いストレスの差ってなに?

と言った疑問にお答えしていきます。

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ストレスが良くないと言われるのはなぜ?

私たちは普通に生活しているだけでもさまざまなストレスを受けています。
ストレスが体に良くないと言われているのはどうしてなんでしょうか。

ストレスにも様々な種類のストレスがあります。
大きく分けると「意識できるストレス」「無意識に受けているストレス」という違いがあります。

  • 意識できるストレス
「ストレスがつらい」というのは大抵は精神的なストレスを指していることが多いのではないでしょうか。
たとえば人間関係のストレスや仕事や勉強のストレス等ですね。

職場での同僚や上司との人間関係がうまくいかなかったり、お客さんとのトラブルがあったりするとストレスを感じます。
パワハラやセクハラなどは精神的にもかなりつらいものです。

家庭でもご近所のトラブルがあったり、家庭内でも親子関係、夫婦関係でのストレスを感じることは少なく無いでしょう。

人間が何人か集まれば同じ考えの人ばかりではありませんから何かしらぶつかる場面は出てきます。仕方ないことではあるんですがストレスを感じやすい人は影響を受けてしまいます。

人間関係だけではなく仕事が滞っていて終わらない、勉強していることがなかなか覚えられない、理解するのに時間がかかるといったことも大きなストレスです。
受験時の学生生活を思い出せば、そのストレスは大きなものだったということはわかると思います。

また仕事が忙しくて終わらない、いつでも仕事に追われていてゆったりできない、休憩時間さえきちんと取れないというのは身体的にもつらいです。疲れがたまると思考もネガティブになりやすくなってしまいがちです。

他にも外的要因のストレスはたくさんあります。
身体に湿疹ができてしまってかゆみがひどいとか、咳が止まらなくて苦しいとかの体調不良もストレスになります。

  • 無意識に受けているストレス
自分で意識していないのに身体はストレスとして感じているということもあります。

暑さとか寒さなどの気候も実は身体はストレスを感じています。季節の変わり目に体調がおかしくなるという人は多いと思いますが、その原因はストレスかもしれません。

他にも家のドアがガタついていて開けにくいとか、近所で工事をしていてうるさいとか、そういったこともずっと続くとストレスですよね。
意識はしていないかもしれませんが実はストレスとして身体が反応していることは多いです。

ストレスはいろいろありますが、一番大きく影響を受けるのは「精神的なストレス」でしょう。
特に人間関係は逃げ出せない場合悪化してしまうことも多いですね。

そういったストレスを受け続けて我慢しているとまず神経系の「自律神経」が影響を受けます。
自律神経は内臓の機能を調整しているので、自律神経がおかしくなると内分泌系や免疫系が影響を受けてしまいます。

血圧が上がってしまったり、筋肉の緊張が起こったり、ホルモンの分泌バランスが狂ったりといった影響が出てしまうんです。

結果として「頭痛」「めまい」「イライラ」と言った症状が起こり、
さらにストレスを受け続けると「うつ病」「不安障害」と言った病気になる可能性も出てきます。

ストレスのもとの意味は「物体に力を加えることで生じる歪み」のことです。

これが自分の体に起きていると考えましょう。
歪みはどんな形で現れるのか・・・精神的に?身体的に?それとも両方でしょうか?

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ストレスの身体への影響はどのくらい?

誰でも多少は感じているストレスですが、ストレスの感じ方というのは個人差がとても大きいものです。
自分にとってはものすごく苦痛に感じていることでも、同じ体験をした友人はそれほどでもないということがあります。

他人と比べるものではないので「自分がどう感じ」「どう反応したか」が大事です。
自分が「不愉快」だと感じたストレスがあればそれは良くないストレスです。

自律神経が乱れてしまうと内臓のバランスが悪くなっていろいろな症状が出てしまうことがあります。
「疲労感」がひどくなったり、「血圧上昇」「頭痛」「肩こり」などと言った症状が出てきます。

また、交感神経が優位になっていると胃の働きが悪くなるので「食欲不振」「胃のもたれ」といった症状も出てきやすくなります。

こういった症状が続くと「心身症」と言われる状態になります。
「過敏性腸症候群」「気管支喘息」「円形脱毛症」といった病気はストレスが原因で発症してしまうことも多いです。
アトピーが悪化したり、不眠症になる人も多いですね。

ここまで来たらかなり悪いのでうつ病になる前に心療内科などにきちんと通いましょう。

ストレスで身体へ悪い影響が出てしまった場合は、できるだけ早く原因から離れるようにした方がいいでしょう。
人間関係が原因の場合はむずかしいことがありますが、職場なら移動をお願いするとか、おつきあいをやめるとか、出来る範囲で原因から遠ざかりましょう。

どうしても環境を変えることができなければ気持ちを切り替えて「今は」つらいと考えてみてはどうでしょう。
永遠につづくわけじゃない、「今は」つらい・・・と考えて気持ちを少しでも楽にしていきましょう。

気分転換をしてストレス解消してできるだけ引きずらないように出来るといいですね。
ストレスの発散をしてつらい感情を溜め込まないようにしてください。

良いストレスと悪いストレスの差ってなに?

ストレスが病気の原因になると言っても、全くストレスが無いのも実はよくありません。
人間には適度なストレスが必要なんです。

良い影響を与える良いストレスと悪い影響を与える悪いストレスの違いって何でしょうか?

たとえば何か目標があったとしたら、それを達成するために努力しますよね。
達成させるためには自分に足りない何かを知り、力をつけなければなりません。

自分にできないことをしようとしてるわけですからこれは一種のストレスです、
でも目標達成のために努力することはイヤイヤやってるわけじゃありませんよね。
自分を成長させるためのストレスと考えれば良いかもしれません。

筋肉を鍛えるためには負荷をかけます。負荷をかけて筋肉を鍛えることでより強い筋肉を手に入れることができます。

精神的にも同じことがいえます。
精神的な「負荷」は自分を成長させるために必要なものです。

同じ出来事でも自分がどう捉えるかで良いストレスになることもあります。
前向きに考える癖をつけると良いかもしれません。

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まとめ

ストレスは万病のもとだと言われています。
ストレスが原因でなる病気がほとんどだという説もありますので、いかにストレスと上手く付き合うか考えておきましょう。

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