
お彼岸と聞いてもお墓参りする日?とぼんやり認識している人や、今ひとつ何をすればいいのかわからないという人もいるでしょう。
そもそもお彼岸っていつ何をすればいいものなんでしょうか・・・
お彼岸の日程っていつからいつまで?
お彼岸はぼたもちとおはぎとどっち?
お彼岸にお供えする花に決まりはある?
と言った疑問にお答えしていきます。
お彼岸の日程とは?
お彼岸ってなあに?という人には「春分の日」「秋分の日」という方がわかりやすいかもしれません。
正しくは春分の日と秋分の日に前後3日をプラスした7日間を「お彼岸」といいます。
春彼岸と秋彼岸の2回あることになります。
春分の日と秋分の日はお彼岸の中日(ちゅうにち)と言われ、国民の祝日になっています。
お彼岸の初日を「彼岸入り」、最終日を「彼岸明け」といいます。
お彼岸といえばとりあえず「お墓参り」と考える人もおおいでしょう。
いつ行けば良いのか迷うかもしれませんがこの1週間の間に行けば問題ありません。
行ける機会があれば多少日にちがずれてもかまわないと思います。
仕事の関係でどうしても行けないなら家でお線香をあげたり心のなかで手を合わせましょう。
故人が好きだった花をアレンジメントにして部屋に飾るのも心がこもっていて良いと思います。
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お墓参りに持っていくものはお供え(お菓子や故人の好きなもの)花2束、線香、ライターなどです。お墓を自分たちで掃除する場合は掃除用具も持って行きましょう。
また、お供えはお花以外は持ち帰るようにしましょうね。
春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」という日、
秋分の日は「祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ」という日です。
この春分の日と秋分の日は昼間と夜の時間がほぼ同じです。「季節の変わり目」といえるかもしれませんね。
だから「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるのかもしれませんね。
春分の日・秋分の日はいつ?
春分の日、秋分の日は年によって日にちが変わり、前年の2月1日に刊行される官報に発表されて日にちが正式に決まります。
それ以降の予定は基本的には正式には決まっていません。
国立天文台が太陽の位置や二十四節気のほか、日の出、日の入り、月の満ち欠けなどを計算し正式に発表することになっています。
太陽の通り道(横道)と地球の赤道の延長点が交わるところを「春分点」「秋分点」といいます。太陽がそこを通る日にちが春分の日・秋分の日に当たります。
地球の自転が一日に一回転とちょっとあり、一年間で366回転しているんですね。
だからうるう年というのがあるんですが、そんなわけで日にちがずれてしまうんです。
正式ではありませんが計算でおよその日にちを出すことはできます。
変わる可能性もありますが参考にどうぞ。
年 春分日 秋分日
2016 3/20(日) 9/22(木)
2017 3/20(月) 9/23(土)
2018 3/21(水) 9/23(日)
2019 3/21(木) 9/23(月)
2020 3/20(金) 9/22(火)
2021 3/20(土) 9/23(木)
2022 3/21(月) 9/23(金)
2023 3/21(火) 9/23(土)
2024 3/20(水) 9/22(日)
お彼岸はぼたもちとおはぎとどっち?
お彼岸のお菓子といえば「ぼたもち」「おはぎ」「彼岸団子」などでしょう。
仏壇やお墓にお供えすることが多いですね。
この「ぼたもち」と「おはぎ」、どういう違いがあるんでしょうか?
じつは「ぼたもち」と「おはぎ」はほぼ同じものです。
春に食べるものが「ぼたもち」、つまり「牡丹餅」なんです。
牡丹はとっても華やかでゴージャスな春の花ですよね。
春を感じさせる花の名前がついたお菓子ということですね。
そして秋に食べるのが「おはぎ」、つまり「お萩」です。
萩は秋を代表する風情を感じさせる花です。
秋のしみじみした風情が感じられるネーミングがついていますね。
基本的には同じものなのですが「おはぎ」はつぶあんで中はつぶの残ったお米、「ぼたもち」はこしあんで中はお餅ということもあります。
これは小豆は秋に収穫されるので、採れたての小豆がとても美味しいということで秋はつぶあんにするという意味もあるそうです。
ところが春は時間がたっているので皮が固くなっているのでこしあんにしたほうが美味しいということらしいです。
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じつは小豆には魔除け効果があるといわれています。
ご先祖様を守るためにも小豆を使っているのかもしれませんね。
お彼岸にお供えする花は?
お彼岸にはお花もお菓子と一緒にお供えします。
一般的には「菊」「ガーベラ」「アイリス」「カーネーション」「トルコキキョウ」「デンファレ」などが多いと思います。
特に決まりがあるわけではなくなんでもかまいません。
お花屋さんやスーパーなどでお彼岸用に花束になっているものが出ています。
お墓参りには花束は2つ必要になります。
普通に仏花として売っているものでかまいません、地域によって何か風習があるようならそれでいいでしょう。
ただし仏花にふさわしくないと言われている棘のあるバラやあざみなどはやめたほうが良いでしょう。
まとめ
「彼岸」というのは字を見て分かる通り極楽浄土、つまりあの世のことを指します。
お彼岸はご先祖様を供養したりお墓参りをして自分自身のルーツを感じられれば良いんじゃないかと思います。
何もできなくても心で感謝の気持ちを持って手を合わせればそれも立派な供養になります。