丑の日はうなぎで夏バテ予防 栄養は?レシピで人気のものは?

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土用の丑の日は「うなぎ」と言われていますがなぜうなぎなんでしょう。
夏バテの疲れにもうなぎが効くと言われているのはどうしてなんでしょうか。

丑の日のうなぎは夏バテに効く?
うなぎの栄養で夏バテ予防?
うなぎレシピ人気のものは?

と言った疑問にお答えしていきます。

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丑の日のうなぎは夏バテに効く

「丑の日はうなぎを食べて元気になろう」というのは聞いたことがあると思いますが、これは江戸時代に平賀源内が提唱したものです。
平賀源内は江戸時代の発明家でエレキテルを発明した人、知識人としても有名でした。

丑の日に「う」のつくものを食べると夏バテしないということは昔から言われていたらしいですが、それを看板に書くようにうなぎ屋にアドバイスしたのが始まりなんだそうです。

暑くて売上が悪くて困っていたうなぎ屋が平賀源内に相談し大ヒット!、大好評となり日本全国に広まっていったらしいです。

でも、元々うなぎは滋養食として昔から伝えられており、夏バテにも効果的だというのはわかっていたみたいです。
万葉集の中に夏痩せにうなぎを食べるといい・・・という歌が読まれているくらいです。

ミネラル補給にうなぎ
夏バテというのはよく栄養不足が原因といわれます。
これは「暑さで食欲がなくなる」結果として栄養不足になる場合と、「汗をかいてミネラル分が流れ出してしまい不足してしまう」場合があります。

ミネラル分が不足してしまうと身体の調節機能がおかしくなってしまったり神経伝達がおかしくなってしまったりといった不調が出てきます。
つまり身体を円滑に動かすためにはミネラルは絶対に必要な物なんです。

このミネラルという大事な栄養素が不足してしまうのが夏バテの原因のひとつなので、ミネラルの補給ができる食生活をした方がいいわけです。

うなぎにはこのミネラル分が豊富に含まれているため夏バテには有効なんですね。
さらにミネラルの吸収を助けるビタミンDも入っています。

胃にやさしい
夏は水分を多く摂るために胃液が薄くなって消化機能が落ちると言われています。
胃の具合がなんとなく良くないので余計に食欲が落ちることもあるでしょう。

うなぎにはムチンが含まれており粘膜を保護してくれるんです。
うなぎの皮のところがちょっとヌルヌルしてますよね、あれがムチンです。

それからうなぎにつきものの「山椒」ですが、これも実は胃の調子を整えてくれる作用があります。
香りも良くてうなぎの油っこさも軽減してくれて食べやすくなります。
山椒は漢方薬としても使われていますので、うなぎを食べるときはぜひ山椒も使いましょう。

夏にうなぎというイメージがあるのでうなぎの旬は夏なのか?と思ってしまいますが、実はちょっと違います。
天然うなぎに関しては秋~冬が旬になります。

ただ現在は天然うなぎは殆ど手に入らなくなっており、ほぼ養殖ウナギになっていますよね。
養殖ウナギは夏に消費されることが多いため、それに合わせて育てています。
夏の時期に脂が乗っておいしくなるように育てているので美味しいんですよ。
つまり養殖うなぎに関しては夏が旬といえるんじゃないでしょうか。

土用の丑の日にうなぎを食べるきっかけになったのは平賀源内のアドバイスですが、実際にうなぎは夏バテ予防に有効なので結果的には良かったんじゃないかと思います。

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うなぎの栄養で夏バテ予防

うなぎは栄養価が高くて身体に必要な栄養素がいっぱい入っています。
まさに滋養食の代表選手のようなものです。

うなぎはビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンD、ビタミンEなどのビタミン類が豊富に入っています。
さらにカルシウム、鉄、亜鉛などの豊富なミネラルDHA,EPAもはいっているというほんとに理想的な栄養食品ですね。

夏は紫外線が強くて日差しがきついために目が疲労しやすくなります。目の乾燥や充血に悩む方も多いんじゃないでしょうか。
夏は目のケアもきちんとしたほうが良いんですよね。

うなぎはビタミンAが突出して多く入っており健康効果も期待できます。
昔からうなぎが目に良いと言われているのはこのビタミンA(レチノール)の働きでしょう。
うなぎ一本で成人の一日のビタミンA必要量が摂れてしまいます。

ビタミンAは目の角膜や網膜の細胞を整え、粘膜を正常に戻してくれます。とくに目の乾き「ドライアイ」にいいですね。
さらにビタミンBは眼精疲労を改善したりピント調節機能を助けてくれます。

夏の目のトラブル予防にもうなぎはおすすめ食材です。

夏は身体の疲労を感じやすくなりますがビタミンBは疲労回復の効果があります。
さらに日焼けで傷みがちな髪の毛や皮膚の健康にも役立ってくれています。

またDHAやEPAも入っているために血流を良くしてくれるので、冷房病の改善にも有効なんです。
DHA・EPAは病気予防にもぜひ摂りたい栄養成分です。

栄養分が豊富なうなぎですが、ビタミンCや食物繊維は入っていないので野菜と組み合わせてバランスを取るのがおすすめです。

うなぎレシピ人気のものは

スーパー等で購入したうなぎはレンジでチンすることが多いと思います。
でもうなぎの温め方を一工夫するとふんわり柔らかくて美味しい蒲焼きになるんです。

市販のうなぎを柔らかくおいしくする方法

うなぎ蒲焼     1本    
日本酒       100CC 
うなぎのタレ    適量

うなぎを食べやすい大きさに切る
うなぎが入る大きさの鍋に日本酒を入れ火にかける
沸騰してきたらうなぎを入れてフタをする。
火加減はやや弱火~中火で柔らかくなるまで蒸し煮する。
酒が残っているうちにうなぎのタレを入れて1分ほど煮る

水分が足りなくなると焦げて苦くなるので酒が残っているうちにタレを入れてください。
うなぎは4~5分ほど蒸し煮すると骨まで柔らかくなります。
うなぎについている焦げは切り落としたほうが美味しいです。
固くなってしまっている場合は水洗いをして酒で蒸し煮するとかなり柔らかくなります。

うなぎとゴーヤ炒め

うなぎ    1枚
ゴーヤ    1本
玉ねぎ    半分
卵      1個
うなぎのタレ 適量
コンソメ顆粒 少々

うなぎは1センチ幅に切り玉ねぎは薄切りにする
ゴーヤは種とワタを取る
タマゴは塩コショウを入れてときほぐし、フライパンで半熟炒り卵を作り取り出しておく
同じフライパンで玉ねぎ、ゴーヤを炒める。
火が通ったらコンソメを振り入れる
うなぎを入れてタレで味を整える
火を止めてタマゴを戻して全体を混ぜる

うなぎに足りないビタミンCをゴーヤで補える完璧レシピです。
余ったうなぎで作ってもいいですね、その場合は量を調節してください。
タレは多めのほうが甘みがあって食べやすいかもしれません。

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まとめ

土用の丑の日にうなぎを食べるというのは夏バテの予防にも理にかなっているんじゃないかと思います。
美味しいうなぎを食べて元気に過ごしてくださいね。

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