梨というと秋の果物というイメージがありますが、品種によって7月から出始めるものもります。
じつは梨は夏から初秋の果物なんです。
夏バテに梨が効く?
梨を加熱すると栄養はどうなる?
梨料理で簡単人気のものは?
と言った疑問にお答えしていきます。
夏バテに梨が効く?
夏バテというと水分の不足による体調不良がおこります。
水分補給しているつもりでも汗で流れるほうが多いこともありますし、いくら気をつけていても日本の厳しい暑さは侮れない物があります。
そこで夏バテ対策に梨はどうでしょうか。
まず梨はその90%が水分です。
そのため水分不足になりがちな身体に自然な水分補給ができます。
梨はほんのり甘くて食感もいいので誰にでも食べやすい果物です。
老若男女を問わず梨が嫌いという人はそれほど多くない気がします。
水々しいさっぱりした梨は食欲が落ちている時でも食べられる事が多いんじゃないでしょうか。
つまり夏の水分の補給と食欲減退にも食べて欲しい食材ですね。
梨自体にはそれほど栄養素が入っているわけではありません。
90%が水分ですからね。
でものこり10%の栄養が馬鹿にできないんです。
梨には「アスパラギン酸」が含まれています。
アスパラギン酸はアミノ酸のひとつで疲労回復の効果があります。
栄養ドリンクなどにもアスパラギン酸が入っているものもありますよね。
夏バテの回復にはアスパラギン酸はかなり効果的です。
梨にはカリウムが含まれているのでむくみの解消に最適です。
むくみやすい夏にはこういったデトックス効果のある食物を摂るようにした方がいいですね。
梨のシャリシャリした食感は「石細胞」と言われているものです。
この石細胞はリグニンなどで、食物繊維と同じような働きをしてくれます。
さらに梨の甘みのひとつソルビトールはお腹の蠕動運動を正常にしてくれます。
こういったカリウム、食物繊維、ソルビトールなどによってむくみを解消して腸の環境を整えて便秘を解消してくれる効果があります。
水分不足や食欲不振で便秘になりやすい夏にはありがたいですね。
梨は身体の冷却効果があるので夏の暑さでほてった身体を冷やしてくれます。
昔から解熱にいいと言われています。
ただし人によっては冷えてしまうので注意してください。
それから梨の消化酵素が肉を柔らかくする作用があるために、肉の下味に利用されることも多いですね。
韓国料理では梨をすりおろしてタレを作ることがありますが、肉が柔らかくなって美味しくなります。
食べ過ぎた時に梨を食べると消化を助けてくれます。
夏の消化不良にも利用できそうです。
秋の果物のイメージを持っている方も多いでしょうか、幸水などは7月から8月が旬になります。豊水などは9月に多く出回っていますね。
品種によって違うのですが、夏から秋の初めにかけて美味しくなるくだものです。
梨を加熱すると栄養はどうなる?
生で食べるイメージのある梨ですが、加熱して食べるとまた違った効果を期待できます。
料理に使ったりお菓子の材料にしたり、調味料として使ってみては。
熱を加えるとビタミンが壊れるような気がしてしまいますが、実際はどうなんでしょうか?
梨は果実なのでビタミンが入っていますが、元々それほど多く入っているわけではありません。
加熱によってビタミンの損失はあるのですが、もともと少ないので気にしなくて良いと思います。
セルロースやミネラルなどは加熱しても変わりません。
梨は体を冷やす作用があるので胃腸が弱い人はお腹を壊すこともありますが、加熱した梨は体を冷やしません。
胃腸が弱い人でも安心して食べられます。
梨は咳止めとして民間療法で昔から使われているのですが、この咳止めの作用も加熱で変わることはありません。
熱があって熱冷ましと咳止めとして食べるならそのままで、体を冷やさずに咳止めとして食べるなら加熱した梨を食べればいいわけですね。
夏風邪をひいてしまった時は胃を冷やしたくないなら加熱して、暑さでつらい時はそのままの梨を食べるといいのではないでしょうか。
梨 1個
氷砂糖 適量
はちみつ 少々
梨は皮を剥かずに芯をスプーン等でくりぬいてそこに氷砂糖とはちみつを入れる
耐熱の小鉢に入れて蒸し器で3~40分柔らかくなるまで蒸す
梨をまるごと蒸してしまうデザートです、適当に切り分けてください。
咳がつらい時、痰がからむ時におすすめです。
はちみつも喉に優しく、氷砂糖も炎症を抑えてくれます。
温かいうちに食べてもいいし、冷やしてアイスと一緒に食べてもおいしいですよ。
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梨料理で簡単人気のものは
梨の栄養をしっかり摂りたいなら皮ごと食べるのが正解なんです。
皮のところにアスパラギン酸などは多く含まれています。
梨 1個
鶏肉 2枚
しょうゆ 大2
酒 大2
梨は皮ごとすりおろしておく
鶏肉は塩コショウで下味をつけてフライパンで焼き、食べやすい大きさに切る
鍋にすりおろした梨、しょうゆ、酒を入れてひと煮立ちさせ、鶏肉を入れる
水気がなくなるまで煮込む
梨の優しい甘みがおいしくて、お肉も柔らかくて食べやすくなります。
七味を入れてちょっとピリ辛にしてもイケます。
あんまりおいしくない梨でも料理の材料にすれば問題無いです。
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まとめ
秋の果物のイメージがある梨ですが、じつは夏バテの解消になる食べ物だったんですね。
暑くてつらい時でも梨だったらさっぱりとおいしく食べられそうです。