土鍋の取り扱い 注意と最初の使い方、洗い方や洗剤について

was0009-039

寒くなってくると出番が多くなってくるのが土鍋です。
保温性が高くてあったい料理をいただける土鍋、何十年と大事に使っている人も多くいらっしゃいます。
土鍋はちゃんとお手入れをして正しく使えば長く使えるとっても便利なお鍋です。
土鍋の正しい取り扱い方や手入の仕方を知リたいですよね。

土鍋を取り扱うときに注意することはどんなこと?
土鍋を最初に使いはじめるときはどんなことをすればいいか?
土鍋のお手入れで気をつけることはあるのか?
洗うときは普通に洗剤を使っても構わないのか?
といった疑問についてお答えしていきます。

スポンサーリンク

土鍋の取り扱いで注意すること

冬の楽しみのひとつ鍋料理に欠かせない「土鍋」。
土鍋の取り扱いではいくつか気をつけることがあります。

濡れたまま火にかけない

洗った鍋を濡れたまま火にかけることはやめましょう。
鍋の外側が濡れていると鍋が割れる可能性があり危険です。鍋の外側はよく拭いてから火にかけるようにしてください。

空焚きをしない

やはり鍋が割れる可能性があります。
間違えて空焚きしてしまったらすぐに火を消して自然に冷えるのを待ちましょう。間違っても水につけたりしないようにしてください。

温まっている土鍋を急に冷やさない

調理後すぐの熱い鍋をいきなり水につけてしまったりすると、温度差で鍋が割れることがあります。
調理後の鍋は温度が下がってから洗うようにしてください。

中に料理を入れたまま長時間置かない

土鍋は臭いを吸いやすく、水分も吸いやすくできています。長時間料理が入ったままだと、水分を吸ってしまったり中に入っている料理の匂いを吸い込んでしまいます。
残った料理は他の器に移すようにしてください。

しまうときは乾燥させる

できるだけ風通しのいいところにおいて乾燥させてからしまいましょう。水分が残ったままだとカビが発生してしまう可能性があります。

土鍋のベストセラー! 4人用です

土鍋の性質を理解すれば難しいことではありません。急激な温度変化を避けて水分や臭いを吸いやすいということに気をつければ大丈夫です。

土鍋は最初の使い方をどうすればいい?

新品の土鍋を買ったときに使い始めはどうすればいいのでしょうか。

まずは簡単に水洗いをしてください。この時点では洗剤は使わないでください。水分をしっかり拭いてできれば1日乾かしておきましょう。

一番最初に目止めをしましょう。
土鍋は陶器なので材料の土の粒子の隙間には空気が入っています。
調理をするときに火にかけると鍋の中にある空気が膨張して鍋が割れてしまうこともあるんだそうです。また、そういった隙間によって水漏れが起こったり、臭いがつきやすくなるので、鍋の中の隙間をできるだけ塞ぐ必要があるんです。それが「目止め」です。

スポンサーリンク

目止めの仕方はいくつかありますが、料理に使う前に行います。

おかゆをたくといいということをよく聞ききますが、それで大丈夫です。
おかゆを炊いて土鍋の隙間を埋めると考えてください。

目止めのやり方
土鍋に水を8分目入れてご飯を軽く茶碗一杯ほど入れます。
そのまま弱火でグツグツと煮詰めていき、重湯の状態になるまで煮ていきます。
焦げないように水を足しながら1時間ほど煮詰めます。
そのまま自然に冷めるまでおいておきましょう。
できれば半日以上はそのままにしておいてください。
おかゆを捨てて鍋を水洗いしてよく乾かします。

他にはお米の研ぎ汁や小麦粉を入れた水を沸騰させるという方法があります。
鍋の中にお米の研ぎ汁を8分目ほど入れて火にかけ、10~20分グツグツ煮てください。
小麦粉を使う場合は水を8分目入れて小麦粉を大さじ2杯入れ、同じく10~20分沸騰させてください。

この目止めをするときは火加減は弱火で行ってください。
火を止めたらそのまま置いて自然に冷まして半日はおいてください、最後に水洗いすれば終了です。

目止めの作業をすることで水漏れや匂い移りしづらくなり、長持ちするようになります。

土鍋の洗い方と洗剤について

  • 土鍋の洗い方
気をつけてほしいことは洗剤の使い方です。
食器洗いの洗剤を使って洗うことは多いと思いますが、できるだけ素早く洗って水で流しましょう。
他の食器などと一緒に洗うのではなく、土鍋だけで手早く洗うことが望ましいですね。

特に注意してほしいことは長時間洗剤の中につけておくことはやめて下さい。
土鍋には隙間があるので洗剤がその隙間に入り込んでしまう可能性が高いのです。

水洗いだけで落ちるようならそのほうがいいのですが、食品のアブラや臭いは気になると思うので洗剤を使うことは仕方ありません。
洗剤は少なめに、手早く洗ってすぐに水で洗い落とすことに注意してください。

  • 土鍋が焦げてしまったら
土鍋に水を入れてそのまま一晩おいて翌日ふきんやスポンジでこすってください。土鍋は吸水性が高いので隙間に水が入り込んで焦げを浮かせて取れやすくしてくれます。
それでも取れない時は鍋に水を入れて重曹を大さじ1杯入れて火にかけて沸騰させます。そのまま一晩おいて水洗いしてください。

  • 土鍋の臭いが気になったら
土鍋に水を入れてお茶殻を大さじ2杯ほど入れて火にかけます。しばらく沸騰させて火を止めて冷めたら水洗いしてください。

まとめ

土鍋はデリケートで取り扱いは気を使って大変だな・・・と思うかもしれませんが、こういったことを気をつけさえすれば快適に長く利用できるわけです。

気に入った土鍋を長く使っていけるように、きちんと取り扱っていきましょう。
毎年のお鍋料理が楽しみになりますよ。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です