口臭になる原因と対策は?気をつける食べ物、改善するには?

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口臭がするだけで人との関係性が崩れてしまうことがあります。しゃべっている相手の口が臭うのは不快なので人がそばから離れてしまうんですよね。
どんなに綺麗な人やイケメンでも口臭がするとイメージは悪くなってしまいます。他人が指摘することはほぼないので、家族に確認してもらうか自分で気がつくしかありません。

口臭になる原因と対策は?
口臭の原因になる食べ物は?
口臭を改善する食べ物や飲み物は?

と言った疑問にお答えしていきます。

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口臭になる原因と対策は?

口臭にはいろいろな原因がありますが、口の中に原因があることがほとんどです。
口臭にはどんな種類があるんでしょうか。

口臭の種類

口臭は生理的な口臭と病的な口臭があります。

生理的な口臭

生理的な口臭はとくに何の問題がない人にも起こります。
虫歯があるわけでも、歯周病があるわけでも、内臓の問題があるわけでもないのに口臭がするのは生理的な問題かもしれません。

口臭というのは唾液の抗菌作用で抑えられています。
しかし、何らかの原因で唾液の分泌が減ってしまうと口臭がしてしまうことがあります。
これが生理的な口臭です。

ドライマウスやストレスや加齢による唾液の分泌不足で生理的な口臭になってしまうことがあります。

病的な口臭

もう1つは原因がちゃんとある口臭です。

歯周病、虫歯などが病的な口臭のおもな原因です。
そのほか、副鼻腔炎、糖尿病、肝臓病、腎臓、胃の疾患による口臭もあります。

口腔内の環境が悪くて口臭になることも多いです。
舌にコケが多い場合は舌苔が原因かもしれませんし、口の中で炎症がおこっているとそれも口臭になることもあります。

病的な口臭で多いのが歯周病と虫歯でしょう。

  • 歯周病
  • 歯周病はほとんど痛みを感じることなく進行してゆき歯周ポケットが大きくなっていきます。
    そのポケットで唾液、血液、食べかすなどのタンパク質が分解され悪臭を放つようになります。

    虫歯もなく痛みも感じないのに口臭がするようであれば、もしかしたら歯周病かもしれません。
    歯周病は口臭が出てしまうという問題もありますが、それだけでなく進行するともっと大変なことになってしまいます。

    歯周病が進行すると歯が抜けてしまったり、化膿して他の病気を併発したりします。
    早めに歯科受診をしてしっかりと治療をしてください。

  • 虫歯
  • 虫歯も口臭の原因になります。

    虫歯が口臭となるのは歯に穴が空いたり隙間ができたりして食べかすが詰まりやすくなるからです。
    食後の歯磨きをきちんとする人でも、虫歯が悪化すると歯磨きだけで汚れが取れなくなることもあります。

    虫歯の穴に詰まった物が発酵して口臭を放ち、さらに虫歯を進行させてしまいます。
    こちらも早めの歯科受診をしてしっかりと虫歯を治すことを心がけて下さい。

    親知らずや歯並びが悪いことで歯の汚れが取りにくいこともあります。
    これも虫歯の原因になってしまうので歯間ブラシやマウスウォッシュなどで汚れをできるだけ取り除くように心がけて下さい。

    他にも虫歯の治療後のかぶせものの中で炎症がおこって膿が溜まってしまってニオイが発生していることもあります。
    神経を取っている場合はかなり悪化しないと気が付かないことも多いので、定期検診をしておくと良いでしょう。

  • 舌苔の汚れ
  • 舌にコケがたくさんついているとそれも口臭の原因になることがあります。
    舌苔が多くて汚れているようだったら汚れをとりましょう。

    舌苔の汚れはすこし濡らしたガーゼで優しく舌を拭くだけで取ることができます。
    ゴシゴシ拭くと舌を傷つけ、さらに口臭が強くなってしまうので気をつけてくださいね。

    よく歯ブラシで舌磨きをしている人がいますが、歯ブラシでは舌を傷つけるのでおすすめできません。
    専用の舌ブラシがあるのでそういったものを用意しましょう。

    舌掃除もやり過ぎは良くありませんのでほどほどにして下さい。

  • 病気が原因
  • それ以外にも病気が原因になっていることもあります。

    たとえば胃炎や胃潰瘍による口臭があります。
    しかし胃炎や胃潰瘍による口臭は1割程度の割合で、それほど多くはありません。

    他にも糖尿病が原因だったり、肝臓が原因だったりと内臓が原因の口臭もあります。
    副鼻腔炎などの耳鼻科の病気なども原因になることがあります。

    これはおおもとの病気を治療することで改善していくことが多いので、まずは病気の治療をきちんとしてください。

唾液の分泌が大事?

ほとんどの口臭は口腔内が原因となっています。
85~90%は口の中に口臭の原因があるんだそうです。

まずは虫歯や歯周病、口の中の炎症を治療することで口臭の改善ができますので、治療できるものはちゃんと直して下さい。
そして歯磨きをちゃんとして汚れも除いて下さい。

問題はそれ以外の生理的な口臭ですね。

生理的な口臭は唾液の分泌が悪い場合がほとんどです。
唾液の分泌が悪いことが口臭の原因となっていることが多いです。

というか唾液がちゃんと分泌されていれば口臭はほとんどしないし虫歯にもなりにくいんです。
唾液は口の中の最強の抗菌剤といえます。

起床したばかりや空腹時、緊張したときなどは唾液の分泌が悪くなります。
そのために雑菌が増えやすくなるので口臭が発生しやすくなるんです。

口の中の環境を良くするためには雑菌をできるだけ減らすということが大事ですが、唾液の分泌を増やすということもとても大事なんです。

唾液の減少は加齢やストレスによって減ってしまうこともあります。
唾液の分泌を良くするために水分をこまめに摂ったり、食事の噛む回数を増やしたりして分泌を良くするようにつとめましょう。
咀嚼回数が多いとしっかり唾液が出て食べ過ぎも防ぐので身体のためにも良いんですよ。

鼻炎で口呼吸をすることでドライマウスになってしまうこともあります。
この場合はまずは鼻炎の治療をするようにしましょう。

唾液腺のマッサージや舌の体操などをして唾液分泌を助ける方法もあります。
マッサージは人差し指から小指までの4本を耳下腺のある両頬に当て、優しくゆっくりと円を描くようにマッサージすると良いですよ。

舌の体操は口を閉じた状態で頬を膨らませ、舌で歯の裏側を上下左右なぞるように動かすだけです。
ぜひやってみてください。

お口の中を清潔な状態にして口臭にならないようにしましょう。

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口臭の原因になる食べ物は?

口臭の原因はいろいろですが、食べたものによってニオイが発生してしまうことももちろんあります。
仕事の前や人と会う前にはそういったことも注意したほうが良いかもしれませんね。

実際に口臭の原因になる食べ物としては、食べ物自身に強い匂いのあるものです。
にんにくやキムチ、納豆、ネギなどは食べると口臭になってしまいます。

匂いの強いこれらの食材を含んだものを食べた時には、お口のエチケットをいつも以上に心がけて下さい。
ていねいな歯磨きは一本の歯を一分かけて磨いてくださいといわれますよね。
力を入れずに軽く、口の中の食べかすや雑菌を残さずきれいにする気持ちでていねいに磨いて下さい。

歯磨きは勿論のこと、マウスウォッシュやガム消臭タブレットなども利用しましょう。

お話することで不快な思いを相手にさせてしまっては交友関係が崩れてしまいます。
エチケットとしてちゃんとした口臭対策をしてください。

口臭は自分で気づきにくいのですが、ブレスチェッカーというのもあるので誰かと会う前はそういったものでチェックしておくと安心ですね。

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口臭を改善する食べ物や飲み物は?

では逆に口臭対策になる飲食物と言うのはあるんでしょうか?

即効性はありませんが腸の状態を改善することで便秘が減って体臭や口臭対策になるんです。
腸の状態が悪いことで体臭、口臭がきつくなっている人もいます。

どうして便秘と口臭が関係あるのかというと、便秘が悪化すると腸の中で悪玉菌が増えて匂いの強いガスが発生しやすくなるからなんです。
ガスのほとんどはおならやゲップで外に出るんですが、一部は血液に取り込まれて体中を巡ってしまうんですよ。
するとどうなるかというと、体臭や息がそのガスのにおいの影響を受けてしまうんです。

実際に排泄物に近いニオイがする口臭の方もいるようです、もし自分がそうなったらと思うとおそろしいですね。

生野菜は多くの食物酵素を含んでいます。
酵素は食べ物を消化するために必要な物で、酵素が働くことで腸が元気になります。

食物繊維の多い食べ物も便秘改善に効果があります。
腸環境を整えるものを食べて腸内環境を整えて口臭も改善して下さい。

果物にも口臭対策ができるものがあります。
消化酵素を含むパイナップルやパパイヤなどは、口臭の原因である舌苔の除去をしてくれるのです。

また、たんぱく質の分解酵素が多く含まれているので食べかすなどの消化を手助けしてくれます。
食後のデザートとして摂取できると良いですね。

口臭対策になる飲み物としては緑茶や紅茶が有名です。
緑茶や紅茶にはカテキンやフラボノイドが含まれており、抗菌・殺菌作用があることから口臭対策になるのです。

コーヒーなどのカフェインが多い飲み物は飲み過ぎに注意して下さい。
このカフェインは口の中の唾液を粘度の高いものにする働きがありますので、飲み過ぎるとカフェインの過剰摂取となり口臭が強くなる可能性もあります。

夏などの水分をよく摂取する時期は麦茶やハーブティーなどカフェインが少ない飲み物を上手に利用すると良いですね。

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まとめ

口臭はお口のお手入れで改善しやすいです。
とにかく雑菌を減らす、増やさないようにしましょう。

そして唾液をちゃんと分泌させることも大事です。
水分不足だと唾液も足りなくなりがちです。

しっかり噛むことも唾液を増やすのに効果があります。
よく噛むことで唾液の分泌が増え、口の中の洗浄抗菌効果がさらに大きくなり口臭対策になります。

安心してお話できるようにしたいですね。

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