脳は25歳で成長が止まるとも30歳で止まるとも言われています。でも、脳を鍛えることによって脳が活性化されて成長し続けることもできるんです。
脳を鍛えれば仕事にも役立ちますし日常生活もスムースにいきますし、さらには痴呆症の予防にもなります。
大人の脳を鍛える方法は?
脳トレは効果があるのか?
脳を鍛える習慣づけが大事?
と言った疑問にお答えしていきます。
大人の脳を鍛える方法は?
大人になると身体の成長は止まり、年齢とともに機能は落ちていきます。
脳もだんだん衰えていき、ちょっとしたことがわからなくなったり、昨日のことが思い出せなくなったり・・・と、上手く機能しなくなっていきます。
でもじつは、脳は鍛えることができるのです。
身体を鍛えて元気に過ごしている人がいるように、脳を鍛えて充実した生活をずっとおくっている方もいるのです。
脳はおとなになってからも一生涯鍛えることができます。
脳を鍛えるにはいつもと同じことばかりしていたらダメです。
ある種の刺激になることをおこなって、脳の活性化をはかることが必要ですね。
方法としては「頭を使う」「手先を使う」「身体全体を使う」
このあたりを上手く組み合わせて行うことが有効でしょう。
頭を使う
いつも同じ部分しか使っていない脳に、違う刺激を与えて活性化してもらいましょう。
コツは「ちょっとだけ難易度があるもの」をやることです。
計算
「計算」は手軽でいつでもできて効果もあると言われています。
ただしいつも同じような計算をしていては脳が慣れてしまって、計算技術は向上しても脳力強化になりません。
計算と言ってもいろいろな計算がありますよね、暗算・計算ドリル・100マス計算・ピラミッド計算などなど・・・
こういったものを上手く組み合わせてやってみてください。
脳はすぐに慣れてしまうので同じことをやっていたのでは刺激にならずに惰性でおこなってしまいます。
かと言ってむずかしすぎては嫌になって投げ出してしまいますよね。
なのでほどよく難しいレベルのことをやって、つねに脳を刺激して下さい。
まずは単純な掛け算とか足し算からはじめてみては?
集中力もアップします。
読書
「読書」も脳を鍛えることができます。
本を読むことで大脳全体が活性化するんだそうです。
脳に前頭前野という部分がありますが、ここは記憶や思考を司っている大事な場所です。
本を読むことでこの前頭前野が刺激されて、働きを良くするのです。
本を読むことで想像力も刺激されますよね。
こういった読書の効能はテレビやゲームでは見出されないものだったそうです。
手先を使う
手からの刺激は直接脳に届きますので、脳が活性化しやすいのです。
手や指を使うことによって脳が刺激され血流が良くなり、脳のストレスも解消しやすくなります。
脳が活性化することにより記憶力がアップし痴呆症の予防にもなります。
楽器の演奏
手先を使うものはいろいろありますが、「楽器の演奏」はとくに効果が高いと言われています。
ギター、ピアノ、ウクレレなどは大人になってからはじめる人も多い趣味です。
たとえばピアノを考えてみましょう。
ピアノは手先や指を1本1本細かく使いますよね。
演奏する際は両手、右足をリズムに合わせて別々に動かすことによって脳に多くの刺激を伝えます。
好きな曲を自分で弾けたら楽しいですから気分もいいし、充実感が高まって脳にもいい刺激を与えます。
絵を描く・塗り絵
他にも手先を使うものとしては「絵を書く」「塗り絵」などがあります。
今は大人の塗絵なども一般的になってきました。
絵の構図を考えたり、色の配色を考えたりすることは芸術的な脳の領域を使います。
こういった芸術性は右脳を刺激するので、記憶力がアップする可能性があります。
料理
料理は手先を使うし、献立を考えたり盛り付けを考えたり手順を考えたりと総合的な脳力を鍛えられます。
ただし、惰性で行っていると鍛えられませんので、使ったことのない素材を使ってみたり、作ったことのない料理にチャレンジしてみると良いでしょう。
他にもパズルや知恵の輪、ルービックキューブなども効果があると言われています。
二人でできる後出しジャンケンなどもけっこう楽しくて効果があります。
家族でときどきやってみるとおもしろいですよ。
身体全体を使う
身体全体のバランスが良いと、当然脳もキチンと働いてくれます。
体を動かすことは脳の血流をよくして脳の働きを高めてくれ、結果的に脳を鍛えることになるのです。
散歩
おすすめは「散歩」や「ウォーキング」です。
身体への負担も少ないので運動に慣れていない人でも取り入れやすのではないでしょうか。
外に出ることで周りの景色を見て季節感を感じ、暑さ寒さや風を感じたりといった総合的な刺激をうけます。
歩くことで脚を動かすので血流が良くなります、脚は第二の心臓と言われています。
同じコースではなく時々コースを変えてみましょう。
違った場所を歩くことで脳への刺激も大きくなります。
体操
外に出る事ができない時は体操してみましょう。
一番良くないのが何もしないでじっとしていることなので、軽く体操するだけでも脳の衰えを抑えてくれます。
ラジオ体操も真面目にやればけっこうな運動量になります。
これは日課にしても良いかもしれませんね。
疲れている時は軽くストレッチするだけでも、血流がよくなってストレスが減るので脳へのダメージが減ります。
行ったことのないところに行ってみる
いつも同じところにしか行かないのは、脳がその環境に慣れてしまって働かなくなるので良くありません。
はじめていくところは目に見えるモノや行くまでの道も新鮮で、脳は新たな情報を入れるために活動してくれています。
こちらにいけば良いのかな、喉が渇いたな、あそこに人が集まってる、向こうに行くためにはどこを通れば良いのかな・・・などと知らない場所ではフルでいろいろ考えますよね。
体を動かしつつ脳をフルで使っているわけですから、悪い訳ありませんね。
脳トレは効果があるのか?
一時は脳トレが流行りましたが、脳トレは脳を鍛えるのに効果はあるのでしょうか?
現在はそれほどの効果は見受けられないと言われています。
これは同じことを続けることで脳がそれに慣れてしまい、刺激が減ってしまうからですね。
最初の慣れていない状態は十分に刺激になりますので、それでいいでしょう。
でもなれてくると技術的にはアップしますが、脳を鍛えるという意味での効果は薄れてしまいます。
でも、一番良くないのがなにもしないことなので、楽しみとして脳トレをするのは十分にアリですね。
スマートフォンのアプリや携帯ゲームで脳トレをゲーム感覚で楽しくできますよね。
脳トレをやる場合はコツを抑えたほうがより効果があります。
脳トレをやる際には長々とやらず、短時間で集中してやるようにしましょう。
今まで使ったことのない部分の脳を使い刺激を与えているので、長々となんとなくやっていては脳への刺激が少なくなってしまいます。
また楽しみながらやってくだい、好奇心やワクワクも脳への刺激となります。
ぜひ脳を鍛えるときには楽しく集中して鍛え、脳の発達を高めましょう。
脳を鍛える習慣づけが大事
脳を衰えさせないためには脳を働かせる事がとても大事です。
なので日常生活に脳を鍛えられるような習慣を取り入れると良いですね。
きちんと睡眠をとること。
睡眠不足は脳を衰えさせて働きを悪くしてしまい、記憶力が低下すると言われています。
早めに眠って十分な睡眠時間を確保できると理想的です。
つねに新しいことに興味をもつこと。
今までやったことがないことを行うと、脳の使っていなかった部分を使うようになります。
新しいことにチャレンジすることで使っている脳の領域を広げることができます。
やりたくてもやれなかったことにチャレンジしてみてはどうでしょうか。
年齢とともに脳が衰えていくという現実はたしかにありますが、それは脳を使わずに同じことをしているからです。
大人になってから脳を鍛えることは十分可能です、それも年齢には関係なく生きている限り鍛えることが出来ます。
つねに好奇心を持って行動していきたいですね。
関連記事
脳とストレスの関係 ストレス脳の改善方法や解消方法は?
まとめ
今は「脳は一生発達する」ということがわかってきました。
つねに新しいことに興味を持ち、やったことのないことにトライすることで、使われていなかった脳の部分が働きはじめて発達するのです。
人間には無限の可能性があるんです、なにごともあきらめちゃダメですね。