
初詣のお参りのときに甘酒が売っているな・・・と記憶している方は多いでしょう。実は甘酒ってとっても健康的な飲み物だったんですよ。
甘酒の健康効果ってどんなもの?
甘酒の効果は風邪にも効くもの?
甘酒の作り方で炊飯器で作るやり方は?
と言った疑問にお答えしていきます。
甘酒の健康効果について
お正月にお詣りに行ったときに温かい甘酒を飲みたくなるという方も多いでしょう。寒い冬にはあったかい甘酒がなによりうれしいんですよね。
そんな甘酒、実は栄養満点の飲み物だったって知ってました?
実は甘酒には豊富な栄養分が入っています。
ブドウ糖、アミノ酸、ビタミンB類(ビタミンB1・ B2・B6)、葉酸、食物繊維、オリゴ糖、コウジ酸・・・など、本当に豊富な栄養成分の塊です。
- 栄養補助
- 疲労回復
- 胃腸環境を整える
さらに食物繊維も入っているので便秘解消でスッキリが期待できます。
甘酒には麹を使って作られるものと酒粕を使って作られるものがあります。今回は麹を使った甘酒についてです。
砂糖を使っていないのに甘みがあるのは米が糀によって「糖化」されるからです。
これはお米のデンプンが麹によって分解されて単糖類のブドウ糖になったということです。
お米の甘みであるデンプンは多糖類なので分解されるのに時間がかかりますが、ブドウ糖は直接吸収されるのですぐに栄養になります。
甘くなったのでカロリーが増えたのかというとそういうことではなく、お米のカロリーと同じです、甘さを感じやすくなっただけです。
また「甘酒」という名前ですが、アルコール分は入っていません。(酒粕には多少のアルコールが残っている場合があります)
甘酒は1日に200mlほど、だいたいカップ1杯が適量です。
知ってびっくり、こんなにすごい健康効果があったんですね。
甘酒の効果は風邪にも効く?
風邪を引くと体力が消耗しますよね。身体の中で自分の免疫が風邪のウイルスと戦っているわけですから、知らず知らずのうちに体力を使っているわけです。食欲がなくて栄養があまり取れないと、体力の消耗を補うことができなくなります。かといって無理して食べれば消化できずに違う不調まで出てくる可能性がありますし・・・
そこで甘酒で栄養補給をしていきましょう。
甘酒を飲んだから風邪が治るというわけじゃありません。風邪を治すのに必要な栄養分を甘酒で補給して、風邪を早く撃退する!と考えてください。体力を回復させてウイルスに負けない身体になれば風邪も早く治りますからね。
甘酒は元々夏の飲み物です。江戸時代には夏の暑さで体力がない人が亡くなっていたため、栄養ドリンクとして売りだされていました。つまりそれだけ夏バテの防止になる滋養力があることがわかっていたんです。
ブドウ糖やビタミンB群が多くて点滴と似たような成分になるので「飲む点滴」と言われているんですね。
点滴を打ったことのある方はわかると思いますが、身体がつらくてどうしようもないときに点滴をしてもらうと元気になりますよね。
甘酒もそれだけ元気になる成分が豊富だということです。
風邪を引いた時にはしょうがを入れて体を温める飲み物として飲むと良いですよ。
風邪予防にもぜひ利用したいですね。
甘酒はスーパーやコンビニ等でも手軽に手に入ります。
近くに味噌や醤油などを製造している所があればもしかしたら自家製甘酒を作っている可能性もあります。探してみてはどうでしょう。
甘酒の作り方、炊飯器を使って
できている甘酒を買うのもいいですが、自分でも作ることができます。
甘酒は麹を使って作る方法と、酒粕で作る方法があります。
糀を使ったものはアルコール分ゼロで砂糖を入れなくても甘くなります。
酒粕は物によってアルコールが少し残っていることもあり、作るときに砂糖を入れて作ります。
どちらでも好みで構わないと思いますが、小さいお子さんは酒粕で作るときはアルコール分をよく飛ばしてからあげてくださいね。
米麹を使って炊飯器で簡単に作る方法です。
もち米(普通の米でもOK) 1合
乾燥米麹 200g
水 400cc
炊飯器と温度計も用意してください。
どの家庭にもある炊飯器を使って作るやり方です。温度管理さえできれば置いておくだけでできるのでとっても簡単です。
冷蔵庫なら10日保つようです。
飲むときは倍量に薄めてください。
冷凍すると数ヶ月保つので飲みきれないようなら冷凍しておくといいですよ。
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まとめ
甘酒にこんなにすごい健康効果があるとは驚きました。
甘酒で風邪を吹き飛ばして元気に過ごせるといいですね。